被害を受けた珠洲、でも能登の美しさは変わらない

珠洲市の復興は観光業から、そしてカギを握るのは見附島

能登半島地震からまもなく2か月になろうとしています。まだ上下水道が復旧しておらず、仮設住宅の建築も始まったばかり。避難所暮らしはまだ続きます。しかし、住民からは少しづつ復興に向けた動きも感じられるようになりました。

珠洲市の復興の牽引役の一つが観光業、そして珠洲市の観光になくてはならない存在が見附島なんです。そんな熱い気持ちを話してくれたのが、珠洲市で長く観光業に携わってきた宮口智美さんです。

宮口智美さんは珠洲市生まれ、見附島観光協会でも働いてきたまさに観光エキスパート
確かに宮口さんに話を聞いている間にも、次から次へと全国の地方自治体から珠洲市に支援に来たスタッフが見附島を一目見ておこうとスマホで写真を撮りに来ます。
宮口智美さんは珠洲市生まれ、見附島観光協会でも働いてきた地元の観光エキスパートです。見附島は崩落し、周囲の海岸には津波が来ました。観光の中心だった、のとじ荘や見附茶屋は崩壊して、復旧には相当な時間と予算が必要です。

能登半島地震は私たちの生活を根底から揺るがしました。しかし、宮口さんは珠洲市で頑張るしかないという強い意志を持っています。現在は仕事も住む場所もないという現実がありますが、その中でも能登の美しい自然が輝いていることに心を奮い立たせています。
宮口さんはこの能登の自然の美しさを活かすことが、これまで自分が培ってきた観光業で可能だと信じています。そして、その中心に位置するのが見附島なのです。宮口さんの子供たちも見附島を直してあげるって言ってくれたそうです。

宮口さんは、見附島を中心に復興の道を進めることを決意しました。地域の魅力を再発見し、被災地の活気を取り戻すために、地元の人々やボランティア、専門家と協力して取り組んで行くことになるでしょう。見附島観光を再建し、再び人々が集い、笑顔が戻る場所にするために、私たちは力を合わせて彼女のような復興に向けた貴重な人材を応援しなくてはなりません。

見附島 富山の山並み
見附島も宮口さんの話がうれしいのか素晴らしい天気の中で健在ぶりをPRしているようです。立山連峰をはじめ、白馬連峰、妙高の山々がこんなに美しく見れるのはなかなかありません。

宮口さんは珠洲市宝立町避難所の給食班のリーダー
宮口さんは珠洲市宝立町避難所の給食班のリーダーでもあります、避難所でその顔を知らない人はいません。いつもありがとうございます。そんな彼女もまた未来を創るべく動き出そうとしていました。


本日はなんと御膳料理、このような御馳走は震災後はじめてです。みんなも嬉しそうに御膳を自分の部屋に運んでいました。

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