珠洲市宝立町の避難所には、避難所や被災地の人々の生活を支える移動式ランドリーサービス「COMOREBI こもれび」が設置されています。このランドリカーは、ろ過機能があり、上下水道が使えず洗濯ができない被災地など、どこでも設置・稼働が可能なため、大規模な災害時にも迅速に対応できるのが特徴です。
そして、COMOREBIで避難所ランドリーサービスを運営しているのは、被災者でもありながら、笑顔を絶やさずに楽しく仕事をこなす女性たちです。毎日朝7時から夕方18時までシフトを組んで担当し、1日最大50件近くの洗濯＆乾燥をこなしています。
このランドリーサービスは、避難所や被災地に住んでいる方々、そして復興支援に来ている方々に大変人気があります。朝のオープンと同時に被災者が訪れ、瞬く間に本日の作業がいっぱいになるほど、多くの人々に喜ばれています。
洗濯物がきれいに洗い上がるだけでなく、心も温まる「COMOREBI こもれび」のランドリーサービス。被災者の生活を支援し快適にすることで皆さんに元気を与えています。被災地の復興に大きく貢献していることは間違いありません。
スタッフたちの心のこもったサービスに、感謝の気持ちを伝えたいと思います。
日本初のろ過機能を持つ移動型ランドリーはまさに画期的ですね。
COMOREBI こもれびの誕生背景
「COMOREBI こもれび」は、自然災害が頻発する日本で、大規模な被災地において人々の生活をサポートするために誕生しました。特に被災後の上下水道が使えない洗濯施設不足の状況で、清潔な環境を維持することは非常に重要です。被災地の生活では衣類を清潔に保つことが難しく、健康や衛生面で多くの課題が生じるからです。
このような背景から、兵庫県養父市の山本運輸株式会社（代表取締役 山本洋介）により日本初の移動式のランドリーサービスが考案、開発されました。被災地ではその機動力が高く評価されています。最新の洗濯機と乾燥機を備えたコンテナ型の移動式ランドリーは、迅速に現地に到着し、即座にサービスを提供することができるのです。